
金子眼鏡ってどんなブランド?フレームの値段は?レンズの値段は?遠近両用もある?扱っているレンズブランドは?
色々教えて!
本記事ではこんなお悩みを解決していきます。
いま眼鏡は、空前のクラシックブームです。そんな中注目を集めているブランドが、老舗メガネブランド「金子眼鏡」
この記事では金子眼鏡についての基本的な情報と、眼鏡を作る場合のフレーム・レンズの値段がわかるのでおおよその予算もイメージしやすい内容になっています。
5分かからず読める記事になっていますので、是非ご覧ください。では早速いきましょう!
○記事の信頼性
眼鏡業界に携わり10年以上
累計1万人以上の悩みを解消
レンズの知識やフレームの知識豊富
眼光学にも精通
様々なブランドを数十本所持
偏った意見なく比較した記事を執筆中
金子眼鏡店で扱うブランドと値段は?それぞれ解説


引用元:金子眼鏡HPより
金子眼鏡株式会社は 1958 年に眼鏡卸商として創業しました。現在はオリジナルブランドを中心とした企画・デザイン・販売を手掛け、日本国内において眼鏡業界のトレンドリーダーとして確固たる地位を確立しています。また、アパレル業界とのコラボレーションも積極的に推し進めており、国内を中心に有力なコレクションブランドや大手アパレルメーカーとのオリジナルブランドも手掛けています。
長い歴史の中で卸商から自社ブランドを立ち上げ現在に至ります。
メガネの産地として有名な福井県鯖江市で生まれたブランドで、武骨な職人の魂を感じることができるような商品が多くラインナップされています。
また、細身のすっきりしたフレームが主流だった時代に、クラシック眼鏡の流行をつくったブランドの一つとも言えます。
金子眼鏡といえば 職人の名前を冠した職人シリーズが有名ですが、それ以外にも金子眼鏡の中に複数のブランドがあるのはご存知でしょうか。
大きく分けるとこの5つに分類されます。
- 金子眼鏡|かねこがんきょう
- KANEKO OPTICAL|カネコオプチカル
- KANEKO OPTICAL JAPAN
- SPVVIY|スピビー
- 職人シリーズ
泰八郎謹製(たいはちろうきんせい)
與市(よいち)
井戸多美男作(いどたみおさく)
恒眸作(こうぼうさく)
簡単にそれぞれのブランドについて説明と大体の値段をまとめていきます。まずは、ブランドの名前を冠する金子眼鏡について。
金子眼鏡
シリーズ
金子眼鏡セルロイド▶KCシリーズ
金子眼鏡ヴィンテージ▶KVシリーズ
金子眼鏡アセテート▶KAシリーズ
金子眼鏡メタル▶KMシリーズ
フレームの値段
シリーズごとに異なる。KCシリーズはおおよそ30,000~35,000円。KVシリーズは45,000円前後が多い。
金子眼鏡の店頭では、ブランド毎にわかりやすく置かれているわけではなく、すべて一緒に展開されています。
そこで目印になるのが、この「KC」や「KV」などのシリーズ名です。金子眼鏡の商品は上の略号からスタートします。
金子眼鏡の中でも値段は一律ではなくそれぞれ違いがありますが、KA→KC→KM→KVこのようなイメージで値段が徐々に高くなります。
これは正確ではありませんが、「金属の使用量が増えると高くなる」と考えて良いかと思います。
KANEKO OPTICALとKANEKO OPTICAL JAPANはどう違う?
▶KANEKO OPTICAL
ブランド略称:KOシリーズ
値段:安い
▶KANEKO OPTICAL JAPAN
ブランド略称:KJシリーズ
値段:高い
さて次は、紛らわしい「KANEKO OPTICAL」と「KANEKO OPTICAL JAPAN」について解説していきます。
上の表通りですが、名前が似ているのに全然違うんです。まず、KANEKO OPTICAL(カネコオプチカル)は20,000円前後の価格に抑えられており、丁番の部分に少しばね性を持たせているのが特徴です。
私の意見ですが、一番普通で高級感はありません。



丁番がわからない!!という方は、こちらの記事をみるとわかりやすいです。
▶これ知らない?メガネのパーツ別名称まとめ【画像12枚で解説】
KANEKO OPTICAL JAPANはとてもこだわった設計が軒を連ねており、ハイエンドモデルという位置づけになるかと思います。
例えば金子眼鏡の跳ね上げ式メガネは、ほぼこのシリーズから出されています。高級感もあり、フレームの値段も約40,000~60,000円と高めの設定。
SPIVVY|スピビー
「これ、金子眼鏡のブランドなの?」と感じるほど、メタルで作られるビジネスライクな表所は他ラインナップとは一線を画します。
1997年デビューのブランドで、結構歴史は長いです。
スピビーは伊達者(だてしゃ)を意味します。粋でお洒落な雰囲気をメタルで表現しているブランドで、スクエアのフレームが多くラインナップされています。値段は35,000~40,000円を超える商品もあります。
職人シリーズ【泰八郎謹製|與市|井戸多美男作|恒眸作】
最後に、金子眼鏡といえばこの職人シリーズが有名ですね。
職人それぞれの名前が付いたブランドで、生産本数はそれぞれ多くない為人気品番は、店頭でもなかなか出会えない事もしばしばあります。
値段はそれぞれ違いますが、泰八郎謹製や與市はプラスチック(セル)なら30,000円台後半くらいをイメージしておけば良いと思います。
井戸多美男作なら最も有名なモデルである「T-416」と「T-461」の値段が46,200円です。恒眸作もメタル(サンプラチナ)なら40,000円前後。
ちなみに2021年に入って価格改定があり、6,600円値段が上がっています。
2021年3月1日(月)より価格の改定をさせていただきたく存じます。何卒諸事情をご賢察の上、ご了承くださいますよう宜しくお願い申し上げます。[ 価格改定日 ] 2021年3月1日(月)より[ 対象商品 ] 泰八郎謹製、井戸多美男作、恒眸作、與市* 一律6,600 円(税込価格)値上げとなります。
金子眼鏡NEWS
それぞれ詳しくまとめた記事がございます。気になった方はこちらもご覧ください。
金子眼鏡はファッションブランドコラボも多数あり!
金子眼鏡はメガネブランドながら、ファッションとの繋がりも深いんです。コラボを何度も行っておりしかも有名ブランドばかりと行っています。
しかも、金子眼鏡のメガネなのに手が出しやすい値段も魅力!まず初めはこの辺りからスタートするのもおすすめです。
金子眼鏡×ファッションブランド
UNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)
URBAN RESEARCH(アーバンリサーチ)
NUMBER (N)INE(ナンバーナイン)
ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)
STUSSY(ステューシー)
SOPHNET.(ソフ)
大手セレクトショップのアローズやアーバンリサーチとのコラボはとてもねらい目で、見た目はカッコいいのに値段は20,000円を切る設定がほとんどです。
UNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)コラボ
大手セレクトショップでも知らない人はいないのでは?というほどの人気店。
全国には240店舗近い店舗を展開しており、オンラインでの販売得意とします。(2021年3月期 決算説明会資料参照)
金子眼鏡とのコラボも長く続けており、価格は2万円以下がほとんど。サングラスもかっこいい商品も多いのでメガネ以外もおすすめ。
URBAN RESEARCH(アーバンリサーチ)コラボ
アーバンリサーチも金子眼鏡と10年近くコラボを行っている大手アパレルショップです。長くコラボを行っているため、色々な種類のメガネ・サングラスが展開されています。
価格も同じく2万円を切りますし、楽天やyahoo!ショッピングでも買えるのは嬉しいところ!
タイミングによってはセールを行って割引されている事も多々あるので、要チェックです!
フレーム価格をメガネ構造で分類


ここまでブランドやシリーズに分けてフレーム価格をご覧頂きましたが、値段は1万円台から5万円であることがわかりました。もちろんどのブランドもそうですが、フレームの素材や構造によって価格が異なります。
ここからはメガネの構造ごとに分け、おおまかな価格を分類していきたいと思います。もちろんフレームごとに価格は違いますので、参考程度にご覧ください。
プラスチック・セルロイド
プラスチック(セルロイドやアセテート)
値段は約30,000円~35,00円くらい
まずはプラスチックについて。プラスチックは種類がセルロイドとアセテートという2つに分かれます。
全てがプラスチックでできているフレームの価格は、おおよそ価格約30,000円~35,00円くらいでした。
上で説明しました、価格の安いKANEKO OPTICALは抜いた金額です。
プラスチック+鼻パットが動くタイプ
プラスチック+鼻パットが動くタイプ
約35,000~38,500円
次は同じプラスチックのフレームですが、鼻パットが動くタイプのメガネです。
鼻パットはとても重要で、顔に乗る時に鼻と耳だけでとめているので、細かく動かせるとかけ心地の向上だけでなく、掛け心地が軽く感じます。
そんな構造のフレームの値段は、約35,000~38,500円。
プラスチック+メタル
プラスチック+メタル
約41,000円~49,500円くらい
次は金子眼鏡の中でも中盤くらいの価格帯です。メタルとプラスチックとのコンビフレームです。
今はこういった作りが旬ですが、作りも難しくなるので価格はぐっとあがります。
その分かけた時の質感は高く、高級感あふれるメガネが多いです。
メタルフレーム
メタルフレーム
約41,000~47,000円
こちらは金子眼鏡の中で展開されているSPIVVY。職人シリーズの金属製メガネもこのくらいのフレーム価格でしたね。
おおよそですが、素材や構造によってこのように価格が分かれています。さらに生地が特殊なものやシルバー925使用、コラボモデルなどさらに値段の高いメガネもラインナップされているようです。
金子眼鏡店とKANEKO OPTICAL2つのショップの違いは?


すこし話がそれますが、金子眼鏡には「金子眼鏡店」と「KANEKO OPTICAL(カネコオプチカル)」の2店舗存在するってご存知ですか?ここでは、大まかな違いだけまとめますが、ぶっちゃけほぼ変わらないと思って問題なしです。
こんな感じで違いがあります。取扱ブランドもそれぞれ少しだけ違うのですが、ほぼ同じラインナップです。また、この後ご紹介するレンズ価格は全く同じなので、利便性で選んで頂いて問題ないです。
金子眼鏡のレンズ価格


近視用の眼鏡を作る場合のレンズ価格をまとめていきます。メインのレンズで扱っているカールツァイスというレンズについても触れていきます。
近視用と説明しましたが、正しくは遠近や中近、近々などの累進レンズを除いた設計。つまり①遠くを見る用のレンズ②近くを見るためだけのレンズはこれに当たります。設計は3つにわかれます。
この3つは下に行くほど歪みの少ない良い見え方の設計です。(個人差アリ)細かい言及は避け、今回はレンズの値段についてフォーカスしていきます。
金子眼鏡のレンズ価格:外面非球面
- 外面非球面1.60
8,800円|15,400円|18,700円 - 外面非球面1.67
12,100円|18,700円|22,000円 - 外面非球面1.74
15,400円|26,400円|29,700円
外面非球面は3つの中では一番良くない設計ですが、世間的にはスタンダードなレンズなのでご安心ください。
横軸の値段の違いは、高ければ拭き傷が付きにくくなったり、紫外線対策が高まったりとスペックがあがっていきます。縦軸は1.60→1.67→1,74と数が増えれば薄いレンズになります。
強度近視の方は1.74にされる方が多いです。厚みに関しては、近視の度数に応じてお選びください。
ちなみに、左の縦列がエコノミーレンズと位置付けられているものです。真ん中の楯列と右の縦列がカールツァイスというドイツのレンズメーカー。
レンズメーカーの違いで透明度が違うと言われますが、目で感じ取れるかというと私はそう思いません。
もちろんカールツァイスというブランドは医療系の機材に使われたり、カメラのレンズでも最高峰です。この価格で使えるのは、リーズナブルにも感じます。
ただ、違いは判らない方がほとんどだと思います。
金子眼鏡のレンズ価格:両面非球面



つぎは両面非球面について!
両面非球面を選んだ方が良い方のざっくりした目安は
①メガネを外すと生活できない
②乱視が入っている
③購入したメガネがすごく大きい
④コンタクト生活からメガネにする予定
こんな方は選ばれても良い設計だと言われているね!
眼鏡をはずさないと生活できない人は、近視が強いと思われます。また、乱視が入っている(強いと尚効果的)と少し慣れにくい方もいるので、こちらの方もおすすめ。
購入する眼鏡が大きい場合もおすすめできるんですが、理由はメガネが大きいほど歪みが強くなるからです。ちょっとでもなれやすいメガネがほしい!と思っているからはおすすめ。
最後にコンタクトからメガネにする方。この理由はコンタクトとメガネの見え方(視界)の違いが関係してきます。
簡単に言うと、コンタクトは歪まないけどメガネは歪むから。
以下が金子眼鏡で扱う両面非球面レンズの価格表です。
金子眼鏡のレンズ価格:オーダーメイド



ほとんどの人は、使う機会がないレンズ!
近視がー7.00以上になる方や乱視が強めな人は選んでも良いかも。
ちなみに、オーダーになるとすごく細かいデータを反映して作るから超ハイテクレンズだね。
カスタムメイドのメリットは、レンズの距離やレンズの角度・フレームのサイズまで考慮してレンズを作れる点にあります。
慣れやすく、見え心地が最も良いと言われています。以下、カスタムメイドの価格表です。
金子眼鏡のレンズ価格:選び方
これはあくまで私の見解ですが、以下に該当する方は外面非球面の8,800円のレンズでも十分だと考えます。ブルーライトを入れたい方は該当しませんのでご注意ください。
・ブルーライトカットにする予定がない方
・度が-3.00以下の方
・乱視はあるけどよわい方
ちなみに金子眼鏡で扱うブルーライトカットについては、こちらの記事をご覧頂くとわかりやすいです。
》まだ使っていない人は見逃すな!金子眼鏡が取り扱うブルーライトカットレンズ
金子眼鏡で遠近両用を作ると値段は?
次は金子眼鏡で遠近両用を作った場合の値段についてです。
金子眼鏡では、NIKONというレンズメーカーの遠近が2種類、カールツァイスというメーカーの遠近が1種類あります。
NIKONのレンズ価格が30,800円、カールツァイスのレンズ価格が41800円からスタートし75,000円以内の中でいくつか種類が分かれています。
金子眼鏡で扱う遠近両用レンズについては、こちらの記事にくわしくまとめました。
▶金子眼鏡で扱う遠近両用の価格は高い?プロが徹底解剖してみた
金子眼鏡で老眼鏡を作ると値段は?
老眼鏡はどのくらいの値段でつくれるの?という疑問もあるかと思います。
価格に関しては、上でご紹介した①外面非球面②両面非球面3カスタムメイド内面非球面と同じ価格なんです。ですから、8,800円からという事になりますね。
初めてなの老眼鏡の方が、どこまでレンズを拘ったら良いかもまとめた記事もありますので、是非ご覧いただければ嬉しいです。
▶金子眼鏡で老眼鏡を買う!失敗しない選び方をメガネ屋が解説
金子眼鏡の店舗一覧


最後に金子眼鏡の店舗についてです。お近くの店舗で是非、金子眼鏡をのぞいてみてください。
こちら店舗数が多くなってしまう関係で、金子眼鏡店のみ(KANEKO OPTICALなどは含めず)となっております。
(※2022年3月調べです)
金子眼鏡の店舗一覧:北海道
- 金子眼鏡店 札幌ステラプレイス店
- 金子眼鏡店 函館店
金子眼鏡の店舗一覧:千葉県
- 金子眼鏡店 ペリエ千葉店
- 金子眼鏡店 柏高島屋ステーションモール店
金子眼鏡の店舗一覧:東京都
- 金子眼鏡店 二子玉川ライズ店 こちら
- 金子眼鏡店 丸の内仲通り店 こちら
- 金子眼鏡店 KITTE丸の内店 こちら
- 金子眼鏡店 銀座店 こちら
- 金子眼鏡店 東急プラザ銀座店 こちら
- 金子眼鏡店 銀座並木通り店 こちら
- 金子眼鏡店 青山店 こちら
- 金子眼鏡店 東急プラザ渋谷店 こちら
- 金子眼鏡店 渋谷ヒカリエ店 こちら
- 金子眼鏡店 京王新宿店 こちら
- 金子眼鏡店 自由が丘店 こちら
- 金子眼鏡店 パルコヤ上野店 こちら
- 金子眼鏡 東京ソラマチ店 こちら
- 金子眼鏡店 グランデュオ蒲田店 こちら
- 金子眼鏡店 東急吉祥寺店 こちら
金子眼鏡の店舗一覧:神奈川県
金子眼鏡の店舗一覧:静岡県
- 金子眼鏡店 新静岡セノバ店
- 金子眼鏡 御殿場プレミアム・アウトレット店
金子眼鏡の店舗一覧:愛知県
- 金子眼鏡店 名古屋店
- 金子眼鏡店 タカシマヤゲートタワーモール店
金子眼鏡の店舗一覧:京都府
- 金子眼鏡店 京都店
金子眼鏡の店舗一覧:大阪府
- 金子眼鏡店 グランフロント大阪店
- 金子眼鏡店 なんばスカイオ店
- 金子眼鏡店 南船場店
- 金子眼鏡店 近鉄あべのハルカス店
金子眼鏡の店舗一覧:兵庫県
金子眼鏡の店舗一覧:岡山県
金子眼鏡店 岡山店
金子眼鏡の店舗一覧:福岡県
金子眼鏡の店舗一覧:熊本県
- 金子眼鏡店 COCOSA熊本店
まとめ:金子眼鏡のフレーム・レンズ価格


最後にもう一度この記事の内容をおさらいしていきます。



フレーム価格はこちら。
・フレーム価格は1~5万円台。
・プラスチック
▶約30,000円~35,000円くらい
・プラスチック+鼻パットが動くタイプ
▶約35,000~39,000円
・プラスチック+メタル
▶約41,000円~50,000円
・メタルフレーム
▶約41,000~47,000円



レンズ価格はこちらです。
・外面非球面1.60
8,800円/15,400円/18,700円
・外面非球面1.67
12,100円/18,700円/22,000円
・外面非球面1.74
15,400円/26,400円/29,700円
・両面非球面1.60 26,400円
・両面非球面1.67 29,700円
・両面非球面1.74 38,500円
・カスタム内面非球面1.60
40,700円/56,100円
・カスタム内面非球面1.67
46,200円/62,700円
・カスタム内面非球面1.74
52,800円/69,300円
以上です。金子眼鏡が気になっていた方は、次回の眼鏡の参考にして頂ければ幸いです。ありがとうございました!
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