結論、フォーナインズはフレームとレンズを合わせて、6万円前後からがひとつの目安です。
フォーナインズ(999.9)は、掛け心地のよさで多くのファンを持つ、日本を代表する眼鏡ブランドです。フレーム単体なら4万円前後から選べるモデルもありますが、実際にメガネとして使うにはレンズ代も必要になります。
この記事では、眼鏡業界に15年以上携わってきた立場から、フォーナインズのフレーム・レンズの値段、レンズ込みの総額の目安、そして少しでも予算を抑えて買う方法まで、わかりやすく解説します。
フォーナインズの価格・レンズ込み総額の目安

まず、フレームとレンズを合わせた総額の目安から見ていきましょう。
| 作り方 | レンズ込みの総額 | 内容 |
|---|---|---|
| 総額をおさえる | 約5万円台〜 | PlaideやNP、シンプルなメタル+標準レンズ |
| 標準的に作る | 約6〜7万円台〜 | NP・NPMシリーズ+標準レンズ |
| こだわって作る | 約8万円以上 | 薄型レンズ・オリジナルレンズ・遠近両用など |
フォーナインズは、フレーム単体では4万円前後から選べるモデルもありますが、実際にメガネとして使うにはレンズ代も必要です。特に薄型レンズや遠近両用レンズを選ぶ場合は、総額が上がりやすくなります。
「フレームの値段だけ」で考えると予算オーバーになりやすいので、レンズ込みの総額で見ておくのが、失敗しないコツです。
フォーナインズとは?掛け心地にこだわる日本の眼鏡ブランド

フォーナインズ(999.9)は、「掛けやすく、壊れにくく、調整しやすい」眼鏡を作る、日本の眼鏡ブランドです。生産は、眼鏡の産地として知られる福井県鯖江市で行われています。
ブランド名は、純金の品質表示「999.9(最高純度)」に由来します。その名の通り、眼鏡フレームとして高い品質を追求しているブランドです。
最大の特徴は、「逆Rヒンジ」と呼ばれる独自の構造による、掛け心地のよさです。顔にのせると適度に広がって頭をやさしくホールドし、長時間かけても負担を感じにくい設計になっています。
派手なロゴがなく、シンプルで上品なデザインが多いため、ビジネスシーンでも使いやすいのも魅力。フォーナインズというブランドの評判や特徴は、別記事の「999.9(フォーナインズ)の評判をプロが解説」で詳しくまとめています。
フォーナインズのフレームの値段

価格の違いはシリーズ・素材・構造で変わる
フォーナインズのフレーム価格は、主に次の3つで変わります。
- 素材:プラスチック、メタル(チタン)で大きな値段差はないが構造が複雑だと高くなりやすい
- シリーズ:NP、FN、メタル系、ハイエンドシリーズなど、ラインによって価格帯が変わる
- 構造:逆Rヒンジやビルトイン構造など、こだわった構造ほど価格に反映されやすい
ここからは、代表的なシリーズごとに値段を見ていきます。
FN/FOUR NINESシリーズの値段

FN/FOUR NINES(エフエヌ)シリーズは、数年前にできたラインです。フォーナインズの中では手頃な価格帯で、3万円台〜4万円台前半が中心です。
上位のNPシリーズとの大きな違いは、フォーナインズの代名詞である「逆Rヒンジ」が使われていない点です。とはいえ、掛けやすさへのこだわりはしっかり受け継がれているので、「まずはフォーナインズを試してみたい」という方の入門用にも向いています。
フォーナインズの中では、ファッションに落とし込まれたおしゃれなラインです。
ビンテージやクラシックな眼鏡の欠点はサイズが小さいこと。その分かけると耳や頭が痛くなる方が多いですが、こちらは抜群のかけ心地です。
お洋服が好きな方や、ファッションが好きな20〜30代の女性の方には特におすすめです。
NPシリーズの値段

NP(ネオプラスチック)シリーズは、4万円台〜4.5万円台が中心です。フォーナインズのプラスチックフレームの定番ラインといえます。
逆Rヒンジを搭載し、フォーナインズらしい掛け心地をしっかり味わえます。多くの名作モデルがこのシリーズから生まれており、迷ったらまず候補にしたいライン。
まずは店頭で試していただくと、一発で良さがわかると思います。
メタルフレームの値段

フォーナインズのメタルフレームは、チタンを使用したモデルが多く、3万円台後半〜6万円台が中心です。構造にこだわったモデルや上位シリーズのハイエンドモデルなどは10万円を超えます。
チタンは軽くて丈夫で、サビにくいという、眼鏡に向いた素材です。構造を凝ったシリーズほど価格は上がりますが、その分、長く愛用できる一本になりやすいです。
ハイエンドラインの値段

フォーナインズのハイエンドラインは、これまで培ってきた機能性・デザイン性・品質、それらすべてをさらに洗練させ、最高水準を目指すラインです。
メタル系とプラスチックどちらも存在しており、作り込みがしっかりしている眼眼です。
欠点は、少し重く感じますし、女性には大きめなので、お顔の大きめな男性や高級感のある眼鏡を探している方には、とてもおすすめだと思います。
フォーナインズのレンズの値段

フレームの値段がわかったところで、次はレンズの値段です。フォーナインズは、レンズの設計、つまり「見え方の質」によって価格が変わります。
設計のグレードは、ざっくり次の順で上がっていきます。
非球面(外面非球面)< 両面非球面(内面) < オーダーメイド
設計が上がるほど、視界のゆがみ(収差)が抑えられ、自然な見え方に近づきます。近視や乱視が強い方ほど、上位設計の恩恵を感じやすくなります。
一方で、その方の個人の感覚によるので、一概に「高い方が良い」とも言い切れないです。
単焦点レンズの価格目安
通常の遠く、または近くを見るための単焦点レンズの価格目安です。
| 設計 | 1.60 | 1.67 | 1.74 |
|---|---|---|---|
| 外面非球面 | 23,000円〜 | 27,000円〜 | 32,000円〜 |
| 両面非球面 | 35,000円 | 39,000円 | 43,000円 |
| オーダー | 67,000円 | ★円 | ★円 |
数字(1.60/1.67/1.74)はレンズの薄さで、数字が大きいほど薄く仕上がります。ただし、薄ければ薄いほど良いというわけではありません。
度数によっては、1.67と1.74でほとんど差が出ないこともあります。(ざっと-4.00〜−5.00くらいの近視の方)
レンズの厚みは度数だけでなく、フレームのサイズや玉型、瞳孔間距離によっても変わるため、店頭で実際に計算してもらってから決めるのがおすすめです。
プロ視点でおすすめの選び方をお伝えします。結論、最薄で高いレンズを選ぶより、丸い小さいサイズのボストン系の眼鏡を選んで1.67程度の厚みで作成される方が、仕上がりもコストも抑えられます。
遠近両用レンズの価格目安
遠近両用や中近両用などの多焦点レンズは、通常のレンズより高くなります。フォーナインズでは、国内メーカー製とオリジナル設計の大きく2種類を扱っています。
| 設計 | 価格目安 |
| 国内メーカー製 遠近 | 39,000円〜 |
| オリジナル設計 遠近 | 45,000円〜 |
2026年6月時点の価格です。最新の金額は店頭でご確認ください。
遠近両用は、設計によって見え心地が大きく変わります。
初めて遠近両用を作る方は国内メーカー製のスタンダードレンズかオリジナルレンズの低グレードのもの。
何本も作ってきた方や見え方にこだわりたい方はオリジナル設計の中グレード〜高グレードのレンズ、というのがひとつの目安です。
薄型・高機能レンズを選ぶと総額は上がる
ここは注意したいポイントです。
フレームを手頃なメガネにしても、レンズで薄型(1.74)や両面非球面、遠近両用、調光などを選ぶと、総額はぐっと上がります。
「フレームは3万円台だったのに、レンズを足したら総額7〜8万円になった」というのは、よくあるケースです。予算を考えるときは、必ずフレーム+レンズの総額で見ておきましょう。
アドバイスとしては、最初に今の度数を店員に見せて、見積もりを出してもらうのが一番です。
フォーナインズは直営店と取扱店で値段が違う?
フォーナインズは、ブランドの直営店と、一般の眼鏡店である取扱店で購入できます。
フレーム価格そのものは大きく変わらないことが多いですが、レンズの種類や価格、保証内容、調整サービスは店舗によって差が出ます。
初めてフォーナインズを購入する方や、掛け心地を重視したい方は直営店が絶対におすすめです。フォーナインズはフレームの構造だけでなく、フィッティングまで含めて良さが出るブランドなので、どこで買うかも満足度に関わります。
一方で、すでにサイズ感や型番が決まっている方や、地方にお住まいでなかなか直営店に行くことができない方は、取扱店で購入するのも選択肢です。しかし、見られるモデル数は少ない可能性が高いです。
取扱店で買ったメガネもでも、フォーナインズの製品ならメンテナンスや修理の対応ができることは、店舗で直接確認していますので、ご安心ください。
フォーナインズはどこで買える?
フォーナインズは、直営店と全国の取扱店で購入できます。
直営店は、東京、横浜、名古屋、大阪などの主要都市を中心に展開されています。百貨店内の店舗や路面店など、店舗形態はエリアによって異なります。
ただし、店舗は時期によって新規出店・移転・閉店があります。最寄りの店舗は、フォーナインズ公式サイトの店舗一覧で最新情報を確認してください。
近くに直営店がない方は、全国の取扱店を探すのも選択肢です。取扱店では、店舗ごとに扱うモデルやレンズの種類、価格設定、アフターサービスが異なる場合があるため、購入前に確認しておくと安心です。
フォーナインズを安く買う方法
「フォーナインズは欲しいけれど、できれば予算を抑えたい」という方に、主な方法を紹介します。
メルカリなどの2次流通でフレームを探す
フォーナインズのフレームは、楽天市場などのオンラインショップでは取り扱いがありません。理由としては、メガネという商材は、医療的な側面もあるため、実際にかけたないとわからない部分が多くあるからです。
購入できるとすれば、メルカリなどの2次流通サイト。しかし、コンディションが良くない物や、偽物を多く出品されているようです。
全くおすすめできませんが、購入する際は購入店舗の証明などがあるものを中心にご覧になることをおすすめいたします。
ふるさと納税の引換券を使う
フォーナインズで作ると決めている方は、ふるさと納税の眼鏡引換券も選択肢になります。
鯖江市の返礼品には、フォーナインズで使える眼鏡引換券が用意されており、寄附額に応じた引換券を受け取れます。控除上限額の範囲内で活用できれば、実質負担を抑えながらフォーナインズを作ることが可能です。
(控除上限額は年収や家族構成によって変わります。ふるさと納税サイトのシミュレーターや返礼品ページで最新条件を確認しておきましょう)
詳しくは、別記事の「フォーナインズはふるさと納税で作れる?眼鏡引換券の使い方をプロが解説」でまとめています。
フォーナインズをおすすめしない人
正直にお伝えすると、フォーナインズは次のような方には向いていません。
おすすめしない人
- とにかく安く作りたい人
手頃なシリーズでも、レンズ込みで5万円前後。コスト最優先なら量販店の方が良いです。 - ブランドロゴがほしい人
フォーナインズはシンプルで控えめなデザインが基本。
ロゴや装飾でブランド感を出したい方には、少し物足りなく感じそうです。 - 即日で受け取りたい人
基本的には、レンズ加工に時間がかかる場合があります。すぐ必要な方は量販店へ。 - クセの強いデザインが好きな人
フォーナインズは掛け心地や機能性を重視したブランド。強い個性やモード感を求める方は、他ブランドの方が合う場合もあります。
逆に、掛け心地のよさ、長く使える品質、さりげない上質感を重視する方には、フォーナインズは満足度の高い選択肢になります。
フォーナインズの値段に関するよくある質問
フォーナインズはレンズ込みでいくら?
フレームとレンズを合わせて、6万円前後からが目安です。手頃なフレーム+標準レンズなら5万円台、薄型レンズや遠近両用を選ぶと8万円以上になることもあります。
フォーナインズのフレームだけの値段は?
フレーム単体では、手頃なFN(FOUR NINES)シリーズで3万円台〜4万円台前半、定番のNPシリーズで4万円台、メタルフレームで3万円台後半〜6万円台が中心です。上位のハイエンドラインは10万円を超えるモデルもあります。
フォーナインズのレンズは高い?
量販店の標準レンズと比べると、フォーナインズで扱うレンズは高めになる場合があります。ただし、設計のグレードを選べるので、度数や予算に合わせて調整できます。
度が弱い方や、レンズの厚みが出にくいフレームを選ぶ場合は、無理に高い設計を選ぶ必要がないこともあります。
直営店と取扱店で価格は違う?
フレーム価格そのものは大きく変わらないことが多いですが、レンズの種類や価格、保証内容、調整サービスは店舗によって差が出る場合があります。特に度付きレンズを入れる場合は、購入前にレンズ価格や加工対応を確認しておくと安心です。
フォーナインズを安く買う方法は?
フォーナインズは楽天などでの正規取り扱いがないため、基本は店頭での購入になります。予算を抑えたい方は、ふるさと納税の引換券を使う方法があります。(メルカリなどの2次流通は、状態や真贋のリスクがあるため慎重に)
楽天市場などでフレームを探す方法や、ふるさと納税の引換券を使う方法があります。
ただし、オンラインでフレームを購入する場合は、度付きレンズ加工やフィッティング調整をどこで行うかまで考えておきましょう。ふるさと納税を利用する場合も、控除上限額や対象店舗、利用条件を事前に確認することが大切です。
フォーナインズはふるさと納税で作れる?
鯖江市のふるさと納税返礼品として、フォーナインズで使える眼鏡引換券が用意されています。詳しい使い方や寄附額ごとの違いは、別記事の「フォーナインズはふるさと納税で作れる?」で解説しています。
まとめ:999.9の価格は「6万円前後〜」
フォーナインズの値段は、フレーム+レンズ込みで6万円前後からがひとつの目安です。
- 手頃に作るなら:約5万円台〜(FNシリーズ+標準レンズ)
- 標準的に作るなら:約6〜7万円台(NP・NPMシリーズ+単焦点レンズ)
- こだわって作るなら:約8万円以上(メタルフレーム・薄型レンズ・遠近両用など)
決して安い眼鏡ではありませんが、掛け心地のよさ、調整のしやすさ、長く使える品質を考えると、価格に見合う価値を感じやすいブランドです。
予算を抑えたい方は、ふるさと納税の引換券を活用したりする方法もあります。
毎日かける眼鏡だからこそ、フレーム価格だけでなく、レンズ代や購入後の調整まで含めて、納得できる一本を選んでみてください。


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