太いアセテートと、フレンチヴィンテージを感じさせる独特のシェイプ。
Lesca Lunetierはメガネとして支持されているブランドですが、サングラスにするとまた違った魅力があります。
PICAのような小ぶりで存在感のあるフレームに濃いレンズを合わせる。
反対に、薄いカラーレンズで目元を見せながら掛ける。
同じフレームでも、レンズを変えるだけで印象は大きく変わります。
さらにLesca公式では、一般的なカラーレンズだけでなく、ミネラルレンズや偏光レンズまで用意されています。
この記事では、PICA・TORO・HERI・CROWN PANTOなどの代表モデルを見ながら、Lescaのサングラスの選び方を眼鏡販売の現場目線で解説します。
Lescaというブランドの歴史や特徴、代表モデルをまとめて知りたい人は、レスカ(Lesca Lunetier)のメガネの解説記事もあわせて読んでみてください。
レスカのサングラスの特徴
Lescaのサングラスの魅力は、サングラス専用のデザインを探すのではなく、フレームとレンズの組み合わせを自分で組み立てられることにあります。
Lesca公式オンラインストアでは、PICAやHERI、TORO XLなどで透明レンズから複数のサングラスレンズまで選択できます。
そのため、
「このフレームはメガネ」
「これはサングラス」
と完全に分けて考える必要はありません。
クリアレンズでは少し存在感が強く感じたフレームでも、カラーレンズを入れることで全体がまとまって見えることがあります。
反対に、濃いサングラスとして見るとかっこよかったフレームを、薄いカラーにして普段使いする手もあります。
フレームだけでなく、レンズまで含めて完成させる。
Lescaは、そんな選び方が似合うブランドです。
レスカのサングラスで見ておきたいモデル
Lescaには多くのモデルがありますが、初めて選ぶならPICA・TORO・HERI・CROWN PANTOあたりは比較しておきたいところです。
形だけでなく、フレームの厚みやレンズサイズも違うため、サングラスにしたときの印象にも差が出ます。
PICA|太いフレームと小ぶりなレンズ
Lescaを代表するモデルのひとつがPICAです。
通常サイズはレンズ幅44mm・ブリッジ25mm。
小ぶりなレンズに厚みのあるアセテートを組み合わせた、存在感のあるデザインです。
クリアレンズではフレームの形が目立ちますが、カラーレンズを入れるとレンズ面までデザインの一部になり、サングラスとしてまとまりやすくなります。
通常サイズのほかにXLも用意されているため、顔幅や好みに合わせてサイズを選べるのもポイントです。
PICAについては別記事で、通常サイズとXLの違い、カラー、掛け心地まで詳しくまとめています。
TORO XL|少し大きめのバランスで掛けたい人に
TORO XLは、PICAやCORBSから着想を得たモデルとしてLesca公式で紹介されています。
レンズ幅47mm・ブリッジ24mm、フロント幅は145mm。
PICAの通常サイズが44mmなので、レンズ面にはもう少し余裕があります。
サングラスではレンズそのものの存在感も大きくなるため、小ぶりなPICAとは違ったバランスで楽しめます。
「Lescaらしい雰囲気は欲しいけれど、小さく収まりすぎるフレームは苦手」
という人なら、比較してみたい一本です。
HERI|細身で小ぶりなラウンド
HERIは1920年代の眼鏡から着想を得た、細身のラウンドシェイプです。
サイズはレンズ幅43mm・ブリッジ22mm、フロント幅140mm。
PICAのような太セルとは方向性が違い、すっきりとした印象があります。
Lescaというとボリュームのあるフレームを想像する人も多いと思いますが、すべてが同じ太さではありません。
小ぶりな丸メガネの雰囲気を残しながらサングラスにしたいなら、HERIは有力な候補です。
CROWN PANTO|フレンチヴィンテージらしい形を楽しむ
もうひとつ見ておきたいのがCROWN PANTOです。
クラウンパントは、上部に直線的なラインを持たせながら、下側には丸みを残した、フレンチヴィンテージを象徴するシェイプのひとつ。
LescaにはCROWN PANTOの名を持つモデルがあり、PICAとは別に展開されています。
CROWN PANTOは、8mm厚のアセテートとクラウンパント特有のシェイプが特徴です。
さらに、ヴィンテージのアセテート生地を生かしたUpcyclingコレクションならではの背景も、このモデルの魅力。
PICA・TORO XL・HERIのサイズを比較
現在Lesca公式で確認できるサイズを並べると、違いが分かりやすくなります。
| モデル | フロント幅 | レンズ幅 | ブリッジ |
|---|---|---|---|
| PICA | 145mm | 44mm | 25mm |
| PICA XL | 145mm | 48mm | 26mm |
| TORO XL | 145mm | 47mm | 24mm |
| HERI | 140mm | 43mm | 22mm |
数字だけを見ると、PICA・PICA XL・TORO XLのフロント幅は同じ145mmです。
ただし、眼鏡はフロント幅だけで掛けた印象が決まるわけではないのが面白さでもあり、難しさでもあります。
眼鏡はレンズ幅、ブリッジ、リムの厚み、レンズシェイプによって、顔に乗せたときの印象が変わります。
特にサングラスではレンズに色が入るため、クリアレンズ以上にレンズ面の大きさを感じやすくなることがあります。
サイズ表はあくまで比較材料のひとつ。
できれば実際に掛けて、目や眉との位置まで確認して選ばれるのがおすすめ。
薄いカラーレンズと濃いサングラス、どちらを選ぶ?
Lescaのサングラスを選ぶときに迷いやすいのが、レンズの濃さです。
これは「どちらがおしゃれか」ではなく、どんな使い方をしたいかで考えると選びやすくなります。
濃いレンズはサングラスらしい印象が強くなり、眩しさを抑えたい屋外で使いやすくなります。
一方、薄いカラーレンズは目元が見えるため、屋内に入ったときにも掛け続けやすく、ファッションとして取り入れやすいのが特徴です。
PICAのように小ぶりで太いフレームの場合は、レンズの濃さによって見た目のバランスも変わります。
あくまで個人的な見方ですが、50%以上の濃いカラーを入れると、フレームが実際より小さく見えやすいと感じています。
そのため、濃くしすぎないほうがバランスを取りやすい印象です。
とはいえ、最近のトレンドでは極端に濃いカラーを選ぶ人は多くありません。
太いフレームの存在感を残しながら普段使いしたいなら、最初から濃いサングラスだけに絞らず、薄いカラーも掛け比べてみてください。
Lesca公式で選べるレンズの種類
Lesca公式オンラインストアを見ると、レンズの選択肢は細かく用意されています。
単純に「グリーンかブルーか」という色の違いだけではありません。
大きく分けると、
- オーガニックレンズ
- ダークミネラルレンズ
- ライトミネラルレンズ
- 偏光ミネラルレンズ
という選択肢があります。
素材や産地まで公開されているのは、眼鏡好きにとって見逃せないところです。
ZEISS製のオーガニックレンズ
公式で用意されているオーガニックレンズはZEISS製。
ドイツ製で、UVカット・反射防止仕様のカテゴリー3として案内されています。
素材としてはいわゆるプラスチック系のレンズです。
一般的にミネラルレンズより軽くしやすいため、ボリュームのあるアセテートフレームと組み合わせる場合は、重量も含めて考える価値があります。
BRUNETTI製のミネラルレンズ
ミネラルレンズには、フランスのBRUNETTI製が採用されています。
濃いタイプはカテゴリー3、ライトカラーはカテゴリー2。
ミネラルレンズはいわゆるガラスレンズです。
プラスチックレンズとは質感や重量が異なるため、「ガラスだから高級」「プラスチックだから下」という話ではなく、何を重視するかで選ぶものです。
ガラスレンズならではの質感は、クラシックなLescaのフレームともよく合います。
一方で、プラスチックレンズより重量が出やすく、取り扱いや加工にも注意が必要です。
特にレンズの取り外しや交換は自分で行わず、ガラスレンズであることを伝えたうえで眼鏡店に相談してください。
※Lesca公式では、濃色のミネラルレンズをカテゴリー3、ライトカラーをカテゴリー2として掲載しています。
偏光ミネラルレンズは日本・福井製
偏光ミネラルレンズについては、Lesca公式で日本・福井製と記載されています。
フランスのアイウェアブランドであるLescaに、日本の眼鏡産地として知られる福井で作られたレンズを組み合わせられる。
眼鏡好きには惹かれる仕様ではないでしょうか。
現在公式では、ダークグリーンとダークブラウンの偏光ミネラルレンズが確認できます。
レスカのサングラスに偏光レンズは必要?
偏光レンズは、通常のカラーレンズとは役割が少し違います。
レンズを暗くするだけでなく、路面や水面などから入ってくる反射光を抑えるのが特徴です。
そのため、
運転することが多い。
釣りやアウトドアで使う。
強い照り返しが気になる。
といった用途ではメリットを感じやすくなります。
一方、街中でファッションとして使うことが中心なら、必ず偏光レンズにする必要はありません。
レンズカラーや濃度を優先したほうが、自分のスタイルに合う場合もあります。
偏光は普通のサングラスの上位版ではなく、用途が違うレンズ。
このくらいに考えておくと選びやすくなります。
レスカのサングラスは度付きにできる?
Lescaのフレームを度付きサングラスとして使うことも可能です。
ただし、実際に作れるかどうかは度数やフレーム、希望するレンズ仕様によって変わります。
度が強く、レンズの厚みが気になる人には、PICAやHERIのような比較的小ぶりなフレームをおすすめすることがあります。
近視用のマイナスレンズは、レンズの外側にいくほど厚くなるため、レンズサイズを小さくすることで厚みを抑えやすくなるからです。
ただし、レンズの厚みは度数だけで決まるわけではありません。
瞳孔間距離(PD)とフレームサイズの関係によっても変わるため、単純に「小さいフレームなら薄くなる」とは言い切れません。
度数だけでなく、フレームに対して目がどの位置にくるのかまで含めて選ぶことが大切です。
度が強い人ほど、購入前に取扱店で相談してから決めてください。
サングラスとして選ぶときのサイズ感
メガネとして掛けたときと、サングラスとして掛けたとき。
同じフレームでも印象が変わることがあります。
理由のひとつがレンズの存在感です。
透明レンズでは目元がそのまま見えますが、濃いレンズを入れるとレンズ面がひとつの色として見えるようになります。
そのため、小ぶりなフレームはよりコンパクトに、大きなレンズはより面積を感じやすくなることがあります。
PICAの通常サイズとXLで迷っているなら、透明レンズだけで判断せず、最終的に入れたいレンズの濃さまでイメージして選ぶことが大切です。
サイズについてさらに詳しく知りたい場合は、PICAのサイズ感を詳しく比較した記事で解説しています。
レスカのサングラスはいくら?
2026年10月にLesca公式オンラインストアを確認したところ、PICA・PICA XL・TORO XL・HERIでは285〜395ユーロの価格が確認できます。
価格に幅があるのは、選択するレンズ仕様によって金額が変わるためです。
フレームだけを見て価格を比較するのではなく、
どのレンズを選ぶのか。
度付きにするのか。
日本国内の販売店で購入するのか。
ここまで含めて考える必要があります。
日本での販売価格は、為替や輸入時期、販売店によって異なる場合があります。
レスカのサングラスはどこで買える?
Lescaは、日本国内の眼鏡店やセレクトショップなどでも取り扱われています。
特にPICAのように通常サイズとXLがあるモデルは、オンラインの数字だけで決めるより、実際に掛け比べるメリットがあります。
さらにサングラスの場合は、
フレームカラー。
レンズカラー。
レンズの濃さ。
掛けたときのサイズ。
この組み合わせで印象が変わります。
できれば複数のLescaを置いている店舗で比較したいところです。
購入前に確認したいフィッティング
Lescaの太いアセテートフレームは、見た目だけでなく掛け位置も重要です。
特に確認したいのは、鼻への乗り方とフレームの下がり具合。
サングラスはレンズに色が入っているため、掛け位置が下がると目とレンズの位置関係が目立つことがあります。
重量のある組み合わせでは、長時間掛けたときの負担も確認しておきたいところです。
試着した瞬間に似合うかどうかだけではなく、
「10分、30分、数時間と掛けたときにどうなりそうか」
まで考えて選びます。
サングラスとして日常的に使うなら、この視点は大切です。
どんな人にレスカのサングラスが向いている?
Lescaのサングラスは、できるだけ存在感のないものを探している人より、サングラスそのものをスタイリングの一部として楽しみたい人に向いています。
特に、
太いアセテートが好き。
フレンチヴィンテージの眼鏡が好き。
定番のウェリントンサングラスとは違うものが欲しい。
レンズカラーまで自分で選びたい。
そんな人には相性のいいブランドです。
また、PICAのようなボリュームのあるモデルだけでなく、HERIのような細身のモデルもあります。
「Lesca=太くてクセの強い眼鏡」と決めつけず、いくつかのモデルを掛け比べてみると選択肢が広がります。
まとめ|Lescaのサングラスはフレームとレンズを一緒に選びたい
Lescaのサングラスの魅力は、フレームだけで完成しないところにあります。
PICAのような太く小ぶりなフレーム。
少し大きめに掛けられるTORO XL。
細身のラウンドシェイプを持つHERI。
フレンチヴィンテージらしいCROWN PANTO。
そこに薄いカラー、濃いカラー、ミネラルレンズ、偏光レンズなどを組み合わせることで、同じLescaでも印象は大きく変わります。
特にLescaはフレームそのものに存在感があるため、サングラスでは「どのフレームを買うか」だけでなく「どんなレンズを合わせるか」まで考えて選ぶのがポイントです。
写真だけで決めず、できれば複数のモデルとレンズカラーを実際に掛け比べて、自分に合う組み合わせを探してみてください。
モデルだけでなくLescaの歴史やフランス・ジュラ地方でのものづくりまで知りたい方は、Lesca(レスカ)のブランド解説記事もあわせてご覧ください。

コメント