レスカ(Lesca Lunetier)のメガネとは?フランス生まれの魅力と代表モデルを解説

フランスのメガネブランドを探していると、候補に挙がりやすいのがレスカ(Lesca Lunetier)です。

太めのアセテート。

少しクセのあるフレンチらしいシェイプ。

どこか昔のフランス眼鏡を思わせるデザイン。

一目でブランドロゴが分かるようなメガネではありませんが、フレームそのものにしっかり存在感があります。

特にPICAやTOROのようなモデルは、シンプルな黒縁とは違う独特のバランスがあり、Lescaらしさを感じやすいところです。

この記事では、Lescaの歴史や特徴、現在の価格帯、PICA・TORO・HERI・CROWN PANTO・CORBSなど代表的なモデルを中心に、眼鏡販売の現場で見るポイントも交えながら紹介します。

目次

レスカ(Lesca Lunetier)とは?

Lesca Lunetierは、1964年から続くフランスのアイウェアブランドです。

創業者はJoël Lesca。

現在も家族でブランドの歴史やアーカイブを受け継ぎながら、新しいコレクションを展開しています。

Lescaが面白いのは、単純に「昔っぽいメガネを作っているブランド」ではないところです。

過去のフランス眼鏡やヴィンテージアーカイブを背景に持ちながら、それを現在のファッションにも取り入れられる眼鏡として作り続けています。

昔のフレンチヴィンテージが持つ雰囲気は残しつつ、新品のメガネとして選べる。

ここがLescaの大きな魅力です。

レスカのメガネはどこで作られている?

Lescaは1964年以来、フランスやドイツを中心とするヨーロッパの職人と眼鏡づくりを続けています。

大量生産ではなく、小規模な工房や工場でのものづくりを重視しているブランドです。

フランス・ジュラ地方のOyonnaxには長年関係を持つ工房があり、CROWN PANTO 8mmのように現在もOyonnaxで作られているモデルがあります。

現在のアイコニックコレクションでも、セルロースアセテートを使い、テンプルをリベットで固定するなど、クラシックな眼鏡づくりの要素が残されています。

Lescaを見るときは、ブランド名だけでなく、フレームの正面だけでは分からない部分まで見てみてください。

生地の厚み。

エッジの残し方。

テンプルの太さ。

フロントから横へつながるライン。

太いセルフレームは似たように見えるものも多いですが、こうした細部を見るとブランドごとの差が出ます。

レスカのメガネは何が特徴?

厚みのあるアセテート

Lescaを見て最初に気づきやすいのが、アセテートの存在感です。

特にPICAやCORBSなどはフロントにしっかり厚みがあり、一般的なセルフレームよりも眼鏡そのものが目に入ります。

ただ、単純に生地を太くしているわけではありません。

レンズシェイプやブリッジ、フロントのカッティングまで含めてバランスを作っているため、実際に掛けるとフレーム単体で見たときより顔になじむモデルもあります。

太いセルフレームは、置いてある状態と掛けた状態で印象が変わりやすい。

店頭でも、「掛けてみたら思っていた印象と違った」という反応は珍しくありません。

理由のひとつは、厚みのあるアセテートが実際の顔に乗ることで、フレーム単体で見ていたときとはバランスが変わること。

もうひとつは、フロント幅やサイズが顔に合っていないと、フィッティングをしても掛け位置が安定しにくくなることです。

掛け位置が変われば、同じフレームでも見え方は変わります。

Lescaは、できれば実際に試着して判断したいブランドです。

フレンチヴィンテージらしいシェイプ

Lescaを語るうえで外せないのが、パント型やクラウンパントをはじめとしたフレンチヴィンテージを感じさせるシェイプです。

クラウンパントは、丸みのあるパント型をベースに、上部を直線的に切り落としたような形。

丸メガネほど柔らかくならず、スクエアほど硬くならない独特のバランスがあります。

Lescaには、現在の一般的な眼鏡では少し珍しい形が多くあります。

そのため、普通のボストンやウェリントンでは少し物足りなくなってきた人が、次の一本として選ぶのも面白いと思います。

生地の色まで含めて楽しめる

Lescaは黒やべっ甲だけでなく、クリア系、ハニー系、マーブル系など、アセテートの色柄も豊富です。

太いフレームだからこそ、生地の色が見た目に与える影響も大きくなります。

同じモデルでも、黒と明るいクリアカラーではかなり印象が違います。

黒ならフレームの形がはっきり出る。

明るいカラーなら太さが少し和らいで見える。

Lescaを試着するときは、形だけで決めず、同じモデルでも色違いまで掛け比べるのがおすすめです。

色選びのポイント|黒・ブラウン・クリアで印象はどう変わる?

色違いを掛け比べると、最初に考えていた色とは別のカラーを選ぶ人も珍しくありません。

特に多いのが、黒を試したあとにブラウンやべっ甲系へ移るパターンです。

黒は今も眼鏡の王道カラーですが、ボリュームのあるフレームでは存在感も強くなります。

ただ、これは単純に「黒だから重く見える」という話ではありません。

縁の太さやレンズシェイプ、ブリッジの位置、テンプルの高さなど、さまざまな要素の組み合わせで印象は変わります。

たとえば黒でも縁が細ければ、顔を引き締める方向に見えやすい。

太いフレームでも、下のリムが細く作られていれば、見た目の重さが和らぐことがあります。

だからこそ、色だけを単体で考えないことが大切です。

クリア系は少し選び方が難しいカラーです。

クリアフレームに憧れる人は一定数いますが、肌の色との組み合わせによってはフレームの輪郭がぼやけ、想像していたより合わせにくく感じることがあります。

その場合は、レンズに15%や25%程度の軽いカラーを入れると、フレームとレンズの輪郭が出てバランスを取りやすくなることがあります。

フレームカラーだけではしっくりこないときは、レンズカラーまで含めて考えてみるのもひとつの方法です。

※15%・25%は、ここではカラー濃度の目安として記載しています。光をどの程度通すかを示す「視感透過率」とは別の数字です。

レスカのメガネはいくら?

Lescaは、量販店のメガネと比べれば高価格帯ですが、インポートアイウェアの中では比較しやすい価格帯でもあります。

2026年10月時点のLesca公式オンラインストアでは、PICA・HERI・TORO XLなどのアイコニックモデルが、レンズ仕様によって285〜395ユーロで展開されています。

一方、8mm厚のCROWN PANTOなど、一部の限定モデルではそれより高い価格が設定されています。

日本での販売価格は為替や輸入時期、取扱店によって変わるため、購入時の価格は店舗で確認してください。

Lescaの場合、価格を見るときに少し注意したいのがレンズです。

公式オンラインストアでも、透明レンズだけでなく、カラーレンズやミネラルレンズ、偏光レンズなど複数の仕様が用意されています。

そのため、同じフレームでもレンズ仕様によって価格が変わります。

日本で度付きにする場合も、フレーム価格だけでなく、度数や使用するレンズまで含めて予算を考えておくと安心です。

レスカで知っておきたい代表モデル

Lescaはモデル数が多いブランドです。

その中でも、最初に知っておきたいのがPICA・TORO・HERI・CROWN PANTO・CORBSあたりです。

モデル特徴
PICA厚みのあるクラシックなパント型。Lescaを代表するモデルのひとつ
TORO / TORO XLPICAやCORBSから着想を得た、ボリュームのあるモデル
HERI1920年代から着想を得た小ぶりなラウンド型
CROWN PANTO8mm厚のアセテートを使ったLescaを象徴するクラウンパント
CORBS1950年代を思わせる8mm厚の存在感あるフレーム

PICA|Lescaを代表する一本

Lescaを初めて見るなら、まず知っておきたいのがPICAです。

公式では、クラシックなパント型をベースに、厚く力強いプロポーションを持たせたLescaの代表モデルとして紹介されています。

名前の「PICA」はPicassoに由来し、フロントの立体的なカッティングにはキュビズムを思わせる要素が取り入れられています。

特徴的なのは、丸みのあるレンズシェイプと太いフロントの組み合わせ。

存在感はありますが、単純な丸メガネとは違う立体感があります。

Lescaらしい太いアセテートを楽しみたいなら、まず試してほしいモデルです。

PICAは、同じモデルでも通常サイズとXL、フレームカラーによって掛けたときの印象が大きく変わります。

特に太いアセテートは、写真だけではサイズ感や顔への収まり方が分かりにくいところです。

PICAのサイズ感やカラー、掛け心地についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

TORO|ボリュームを活かして掛ける

TOROもLescaを調べているとよく目にするモデルです。

現在はTORO XLも展開されており、公式ではPICAやCORBSから着想を得たオーバーサイズモデルとして紹介されています。

PICAも十分存在感がありますが、TORO XLはさらにサイズそのものをデザインとして楽しむタイプです。

小ぶりなフレンチヴィンテージというより、太いセルフレームをファッションの一部として見せたい人に合いやすいモデルです。

こうしたフレームは、顔幅だけで判断すると選びにくいところがあります。

レンズの大きさだけでなく、ブリッジ幅やテンプルの開き、眉との位置まで含めて確認したいところです。

HERI|小ぶりな丸メガネ

HERIはPICAやTOROとはかなり雰囲気が違います。

1920年代の眼鏡から着想を得た、小ぶりで細身のラウンド型です。

当時は現在のようにさまざまな形のレンズを作ることが難しく、小径の丸いレンズが使われていました。

HERIは、その時代の眼鏡を思わせるシンプルな形になっています。

太いフレームの印象が強いLescaですが、こうした小ぶりなモデルがあるのもブランドの面白いところです。

丸メガネが好きな人はもちろん、PICAでは少しフレームの主張が強いと感じる人にも候補になります。

CROWN PANTO|Lescaを象徴する8mmクラウンパント

Lescaのクラウンパントを見るなら、CROWN PANTO 8mmは外せません。

8mm厚のアセテートを使い、上部を切り落としたようなクラウンパント特有のシェイプを強く見せたモデルです。

公式でもLescaファミリーを象徴するモデルとして紹介されており、現在もフランス・Oyonnaxの工房で限定的に生産されています。

フレームだけを見るとかなり存在感があります。

その一方で、クラウンパントは丸みのある下側と直線的な上側が組み合わさるため、太さがあっても単純なスクエアフレームとは違う見え方になります。

Lescaらしい厚みと、フレンチらしいシェイプの両方を楽しみたい人には、一度掛けてほしいモデルです。

別記事でCROWN PANTO 8mmの特徴を詳しく解説した記事もあわせてご覧ください。

CORBS|8mmの厚みを楽しむ

CORBSも、8mm厚のアセテートを使った存在感のあるモデルです。

1950年代を思わせる太いフロントで、Lescaのヴィンテージ感が分かりやすく出ています。

こうした厚いフレームは、写真で見るとかなり強く感じます。

ただ、実際にはフレームカラーやレンズカラー、掛ける人の眉や顔幅によって印象が大きく変わります。

「太いから似合わない」と決めつけず、一度掛けてみる価値があります。

レスカとクラウンパントの関係

「レスカ クラウンパント」で探している人も多いと思います。

クラウンパントはLescaだけの形ではありません。

丸みのあるパント型をベースに、上部を直線的に切り落としたようなシェイプで、フレンチヴィンテージを象徴する形のひとつです。

Lescaでは、そのクラウンパントを8mm厚のアセテートで表現したCROWN PANTOが展開されています。

一方、PICAは公式ではクラシックなPantosをベースにしたモデルとして紹介されています。

どちらもフランス眼鏡らしい雰囲気がありますが、同じモデルではありません。

店頭では、これまでウェリントンやボストンを選んできた人が、次の形としてクラウンパントに興味を持つケースもあります。

ただ、LescaのCROWN PANTOは生地にもかなりボリュームがあります。

雰囲気を出したい人には魅力的ですが、普段の服装とのバランスまで見て選びたいところです。

眼鏡単体を見るだけでなく、いつもの服装で掛けてみると判断しやすくなります。

また、クラウンパントは上部の直線の長さやレンズの丸み、フレームの厚みによって印象がかなり変わります。

「クラウンパントなら全部同じ」と考えず、実際のシェイプを見比べて選ぶのがおすすめです。

レスカのヴィンテージが注目される理由

Lescaには、現在のコレクションとは別に「ヴィンテージ」という大きな文脈があります。

ブランドでは過去のフレームや古いアセテート生地を長年保管しており、それらのアーカイブを現在のコレクションやアップサイクリングモデルにも活用しています。

今のLescaが単純な復刻ブランドに見えないのは、昔のデザインをそのままコピーするのではなく、過去の要素を現在のコレクションへつなげているからです。

新品の現行モデルからLescaを知った人が、ヴィンテージや昔のフレンチアイウェアへ興味を持っていく。

逆にヴィンテージ眼鏡が好きな人が、現行品としてLescaを選ぶ。

どちらの入り方もできるブランドです。

レスカのメガネはどんな人に向いている?

Lescaは、できるだけ目立たないメガネを探している人より、眼鏡をファッションの一部として楽しみたい人に向いています。

普通のボストンやウェリントンでは少し物足りない。

太めのセルフレームが好き。

フレンチヴィンテージの雰囲気が好き。

ブランドロゴではなく、フレームの形で個性を出したい。

そんな人なら、候補に入れやすいブランドです。

一方で、太いアセテートほど試着は重要になります。

固定式の鼻パッドは要確認|掛け心地で後悔しないために

太いアセテートフレームの多くは、鼻パッドがフレームと一体になった固定式です。

デザインとしてはすっきりしていますが、鼻の高さや形によって掛け心地に差が出やすい部分でもあります。

店頭では、次のような状態になることがあります。

  • フロント幅やサイズが顔に合わず、掛け位置が安定しない
  • 鼻にうまく乗らず、フレームが下がってしまう
  • まつ毛の長さや目元の形によっては、レンズに触れる
  • 頬にフレームが当たる
  • 鼻に負担が集中して、跡がつきやすくなる

特にLescaのようなボリュームのあるアセテートフレームは、数ミリ掛け位置が変わるだけでも見た目のバランスが変わります。

可動式の鼻パッドに変更できるフレームなら、鼻幅や高さに合わせて調整できる範囲は広がります。

ただ、固定式の鼻パッドならではのすっきりした見た目が好きな人もいるので、どちらが優れているという話ではありません。

大切なのは、デザインだけでなく実際の掛け位置まで確認して選ぶことです。

Lescaは「似合う形」だけでなく、「きちんと掛けられる形」まで確認して選びたいブランドです。

必要であれば、鼻盛りやクリングスパッドへの変更が可能かどうかも購入前に相談すると安心です。

レスカはサングラスでも楽しめる

Lescaはメガネだけでなく、サングラスとの相性もいいブランドです。

特に太いアセテートは、カラーレンズが入るとフレームとの一体感が強くなります。

メガネとして掛けると少し存在感が強いと感じるPICAのようなモデルでも、サングラスになると印象が変わります。

Lesca公式オンラインストアでも、透明レンズだけでなく、グリーンやブルー系のカラーレンズ、ミネラルレンズ、偏光レンズなど複数の仕様が用意されています。

Lescaをサングラスとして探している方は、Lescaのサングラスをモデル別に紹介した記事で選び方も含めて紹介しています。

レスカはどこで買える?

Lescaは、日本でも一部の眼鏡専門店やセレクトショップで取り扱われています。

モデルやカラーによって在庫状況はかなり変わります。

特にPICAなど知名度の高いモデルでも、すべてのカラーやサイズが常に揃っているとは限りません。

気になるモデルが決まっている場合は、来店前に取扱店へ在庫を確認しておくと安心です。

初めてLescaを買う場合は、できればオンラインだけで決めず、一度試着することをおすすめします。

フレームの厚さ。

顔に対するサイズ。

鼻の乗り方。

色による見え方。

写真だけでは分かりにくい部分が多いブランドだからです。

まとめ|レスカはフレンチアイウェアの面白さが分かりやすいブランド

Lesca Lunetierは、1964年から続くブランドの歴史と、フレンチヴィンテージのデザインを現在につなげているアイウェアブランドです。

PICAの厚いパント型。

TOROのボリューム。

HERIの小ぶりなラウンド。

CROWN PANTOの8mmアセテート。

CORBSの存在感あるフロント。

同じLescaでも、モデルによって印象はかなり違います。

共通しているのは、ロゴではなくフレームの形や素材そのもので個性を出していることです。

普通のメガネでは少し物足りなくなってきた。

クラウンパントやフレンチヴィンテージに興味がある。

そんな人なら、一度Lescaを掛けてみると眼鏡選びの幅が広がると思います。

特に太いアセテートフレームは、写真で見る印象と実際に掛けた印象が違うことがあります。

気になる一本があれば、ぜひ色違いも含めて掛け比べてみてください。

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この記事を書いた人

RANKOMAのアバター RANKOMA 眼鏡ブログ運営

こんにちは、らんこまです。
眼鏡業界に15年以上携わってきた経験をもとに、眼鏡選びの情報を発信しています。

「高い眼鏡って本当に違うの?」
「自分にはどんな眼鏡が似合うの?」
「近視が強いけど、どうしたらいいの?」

販売現場で出会ってきたこうした疑問や、眼鏡選びのポイントを、できるだけわかりやすくお伝えしています。
眼鏡選びで迷った時に、友達の眼鏡好きに相談するような感覚で読んでもらえたら嬉しいです。

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