ayame(アヤメ)のメガネ完全ガイド|人気モデル・値段・特徴をプロ目線で解説

ayame(アヤメ)は、国内のアイウェアブランドを探していると一度は目にする名前です。

シンプルに見えるのに、掛けると少しだけ印象が変わる。クラシックをベースにしながら、古臭く見えない。このバランスこそ、ayameの魅力のひとつです。

とはいえ、現在の代表モデルはフレームだけで4〜5万円台。JINSやZoffなどからステップアップするときには、「何がそんなに違う?」「EYEVANや金子眼鏡とはどう違う?」「最初に見るならどのモデル?」と迷う人も多いでしょう。

僕自身、眼鏡販売の現場でさまざまなフレームを見てきましたが、ayameは単純に「日本製の高級メガネ」とひと括りにすると、その魅力が少し伝わりにくいブランドです。

この記事では、眼鏡業界に15年以上携わってきた経験をもとに、ayameの特徴、現在の価格帯、代表モデル、そしてEYEVAN・金子眼鏡・MOSCOTとの違いまで順番に見ていきます。

目次

ayame(アヤメ)とはどんなメガネブランド?

ayameは2010年にスタートした日本のアイウェアブランド。創業者兼ヘッドデザイナーは今泉悠氏で、フレームは日本国内で生産されています。

デザインの土台にあるのは、ボストンやウェリントン、オクタゴンといった昔からある眼鏡の形。ただし、それをそのまま復刻するだけではありません。レンズシェイプ、フレームの太さ、ブリッジ、サイズ感に、現代の服装にも合わせやすいバランスを感じます。

ロゴを大きく見せたり、目立つ装飾を重ねたりしなくても、どこか「ayameらしい」。主張しすぎないのに、ちゃんとデザインされている。ここがayameのおもしろいところです。

ayameのメガネはどこで作られている?

ayameの眼鏡・サングラスは日本製。公式の商品情報では、福井県鯖江市と岐阜県中津川市の工場で製造されていると説明されています。MANRAY 46には、鯖江市で製造していることが明記されています。

鯖江といえば、日本を代表する眼鏡産地です。ただ、「鯖江製だから良い」「日本製なら全部同じ」というほど眼鏡は単純ではありません。同じ国内生産でも、フレームの設計、素材、パーツの使い方、仕上げで完成する眼鏡は大きく変わります。

ayameの場合、日本の製造技術を、ファッションとして自然に取り入れられる形に落とし込んでいるのが特徴だと思います。

象徴的なのがMANRAYです。ブリッジとノーズパッドを一体化した独自の「マンレイブリッジ」を採用。一枚のチタンバーをプレス加工で成形したパーツで、見た目はミニマルでも、細部を見ると一般的なメタルフレームとの違いが分かります。

ayameのメガネはいくら?現在の価格帯

現在のayameは、代表的な定番モデルで4〜5万円台が目安。仕様によっては6万円台のモデルもあります。まずは、この記事で紹介する4モデルの価格を見てみましょう。

モデルフレーム価格(税込)特徴
NEWOLD4944,000円ブランド初期から続くセルフレーム
GENERAL49,500円チタン×アセテートのコンビ
MANRAY 4652,800円オールチタンの代表モデル
OCTA4552,800円八角形のチタンフレーム

2026年10月確認の公式オンラインストア掲載価格(税込)。2026年9月1日の価格改定後の金額です。カラー・仕様によって価格が異なり、NEWOLD49 Black/Goldは47,300円、MANRAY46 Damege Grayは55,000円です。価格は今後変更される場合があります。

ここで注意したいのがレンズ代です。表はフレームのみの価格で、度付きレンズを含む完成価格ではありません。公式ストアの「FRAME ONLY」に付属するデモレンズは、そのまま使用するためのレンズではありません。

度数や選ぶレンズ、購入する眼鏡店によって、完成価格は変わります。「ayameは4万円台だから4万円台で完成する」とは限らないので、度付きで購入するときはレンズまで含めた総額で考えた方がいいでしょう。

ayameで最初に知っておきたい代表モデル

ここでは、ブランドを知る入口になる4モデルを紹介します。販売本数に基づく人気ランキングではなく、形や素材の違いを比べやすい代表モデルとして選んでいます。

NEWOLD|ayameの原点

ayameを初めて見るなら、まず知っておきたいのがNEWOLD。ファーストコレクションから続くモデルで、NEWOLD49の基本価格は44,000円です。

ウェリントンとボストンの要素を組み合わせた、角の強すぎない形。四角すぎず、丸すぎないバランスに、アセテートの艶が加わります。

クラシックなセルフレームに興味はあるけれど、「昔っぽい眼鏡」にはしたくない。そんな人が最初に試しやすい一本だと思います。

MANRAY|ayameを象徴するメタルフレーム

セルのNEWOLDに対して、メタルならMANRAY。ノーズパッドとブリッジを一体化した独自構造が大きな特徴で、MANRAY 46は52,800円です。

フロントには細いリム、テンプルにはβチタンを採用。正面から見ると情報量が少なく、すっきりした印象です。

装飾を足すというより、構造そのものがデザインになっているような一本。細身のメタルフレームが好きなら、ayameを見るうえで外しにくいモデルでしょう。

GENERAL|セルとメタルの中間

GENERALは、チタンとアセテートを組み合わせたコンビネーションフレーム。価格は49,500円です。

ブリッジや丁番には、ブランド名の由来でもある「菖蒲」をモチーフにした刻印が入っています。セルだけのフレームとは違う軽やかさがあり、メタルだけより存在感がある。

カジュアルな服にもジャケットにも合わせたい人には、試してほしいバランスです。細部の装飾を楽しみながら、日常にも取り入れやすい一本だと思います。

OCTA|少しだけ普通から外したい人に

OCTAは八角形のメタルフレーム。OCTA45は52,800円で、ブリッジとノーズパッドが一体となったチタンパーツを採用しています。

多角形と聞くと難しそうに感じますが、遠目では自然で、近くで見ると「普通の丸じゃない」と気づくようなデザインです。

少しだけ普通からズラす。こういうさじ加減に、ayameらしさを感じます。丸眼鏡と掛け比べてみると、自分の顔に合う線が見つかるかもしれません。

ayameはどんな人に向いている?

ayameは、ブランドロゴやラグジュアリー感を前面に出したい人より、「ちゃんと良い眼鏡が欲しい。でも、やりすぎたくない」という人に向いていると思います。

特に服が好きな人とは相性がいい。フレーム単体では比較的シンプルでも、顔に乗せるとレンズシェイプや線の細さが印象を変えてくれます。

掛け心地や機能的な設計を重視するなら999.9も、鯖江のものづくりや職人の仕事に惹かれるなら金子眼鏡も、比較の候補に入ります。ただし、ブランド名だけで掛け心地は決まりません。顔幅、鼻への当たり、耳まわりのフィット感まで、実際に掛けて確かめることが大切です。

同じような価格帯でも、デザインや構造の考え方は違います。自分が眼鏡に求めるものから選ぶと、納得しやすくなるでしょう。

ayameとEYEVAN・金子眼鏡・MOSCOTの違い

価格帯やデザインの雰囲気から比較されることの多いブランドですが、成り立ちや生産背景は異なります。まずは大まかな違いを整理します。

ブランドルーツ・生産背景比較するときの注目点
ayame日本・2010年設立/日本製現代の服になじむ線とバランス
EYEVAN日本・1972年誕生/鯖江のものづくりファッションアイウェアの歴史と細かな意匠
金子眼鏡日本・1958年創業/自社製造事業も展開製造から店舗までつながるものづくり
MOSCOT米国・ニューヨーク/フレームは中国製NYのカルチャーとクラシックなシェイプ

表の特徴は、ブランドを比較するための整理です。どのブランドにも幅広いモデルがあるため、一本ごとのデザインや仕様も確認してください。

ayameとEYEVANの違い

この2ブランドは比較しやすい組み合わせです。どちらも日本発のファッションアイウェアで、日本のものづくりを背景に持っています。

EYEVANは1972年、「着る眼鏡」をコンセプトに誕生したブランド。クラシックな形や細かな意匠を、現代の眼鏡として楽しめるところに魅力があります。

ここで分けて考えたいのが、EYEVANというブランドと、アイヴァングループ全体です。EYEVAN 7285、10 eyevan、Eyevolなどは、それぞれ別のブランド。グループ全体の選択肢の広さを、そのままEYEVAN単体とayameの違いに置き換えると、比較が分かりにくくなります。

僕なら、EYEVANはクラシックなディテールの楽しさ、ayameは線やバランスのすっきりした見せ方を意識して掛け比べます。これは優劣ではなく、モデルを選ぶときのひとつの見方です。

EYEVANのフレームとレンズの価格を考える際は、EYEVANの値段とレンズ価格を解説した記事も参考にしてください。掲載価格は記事の更新時点の情報なので、購入時には店頭で最新の総額を確認しましょう。

ayameと金子眼鏡の違い

金子眼鏡は1958年創業。眼鏡の企画・製造・卸・販売を手がけ、自社の製造拠点や店舗を通じてものづくりを伝えています。

金子眼鏡は、製造現場や素材、職人の仕事まで含めて眼鏡を楽しみたい人が注目しやすいブランド。一方、ayameはデザインを通じて、今の服装になじむバランスを探したい人に合うと思います。

もちろん、金子眼鏡にもファッション性はありますし、ayameにも製造へのこだわりがあります。「どちらが上」という比較より、眼鏡のどこに魅力を感じるかで選ぶ方がしっくりきます。

金子眼鏡を予算面でも比較したい方は、金子眼鏡の値段とレンズ込みの総額をご覧ください。

ayameとMOSCOTの違い

MOSCOTまで入ると、背景はさらに変わります。MOSCOTはニューヨークでデザインと試作を行い、中国の工場でフレームを製造していると公式FAQで説明しています。

つまり、ayameは日本発・日本製。MOSCOTはニューヨーク発で、フレームは中国製という違いがあります。もちろん、「日本製だから上、中国製だから下」という話ではありません。

MOSCOTの魅力は、ニューヨークのカルチャー、クラシックなシェイプ、LEMTOSHに代表されるアイコン性。ayameは、日本の製造技術を使いながら、現代のファッションに合うバランスを楽しめます。

同じクラシックを土台にしていても、掛けたときに受ける印象は異なります。セルフレーム同士で比較するなら、NEWOLDとLEMTOSHを試してみると、それぞれの輪郭の違いを感じやすいでしょう。

度付きで購入する予算については、MOSCOTのレンズ代と度入りの値段を解説した記事も参考にしてください。価格や取扱条件は購入店で最新情報を確認しましょう。

企業規模より、一本の設計と自分との相性で選ぶ

会社の規模や店舗数だけでは、一本のフレームの魅力は決められません。製造から店舗運営まで幅広く手がける企業にも、デザインに独自の視点を持つブランドにも、それぞれの良さがあります。

比べたいのは、顔に乗せたときの印象、レンズを入れた完成時のバランス、調整や修理を相談できる購入店まで含めた使いやすさ。背景を知ったうえで、最後は自分に合う一本を選ぶのがいいと思います。

ayameを初めて買うならどのモデルを見る?

初めてayameを見るなら、個人的には3本から入ると分かりやすいです。

セルフレームならNEWOLD。メタルならMANRAY。コンビネーションならGENERAL。

この3本を掛け比べれば、ayameのデザインの振れ幅が見えてきます。そこから「もう少し個性が欲しい」「もう少し小ぶりがいい」「サングラスとして使いたい」と広げていけば、自分に合う一本を探しやすくなります。

購入前には、希望モデルの在庫だけでなく、度付きレンズを入れた総額、フィッティング、購入後の調整・修理の窓口も確認しておきましょう。特にMANRAYのように特徴的な鼻まわりの構造を持つモデルは、店頭で当たり方を確かめて選びたいところです。

まとめ|ayameは「日本製」と「ファッション」の間にいる

ayameは、日本のものづくりを背景に持ちながら、今の服と自然につながる眼鏡を作るブランドです。

職人性だけでも、ラグジュアリーだけでも、ヴィンテージの完全な復刻でもない。丁寧な作りと、日常で掛けたくなるデザインの間に、ayameの立ち位置があると思います。

最初に見るならNEWOLD・MANRAY・GENERAL。少し違う輪郭を楽しみたいならOCTAも候補です。フレーム価格は4〜5万円台を目安に、レンズ込みの予算を考えてみてください。

一見すると普通。でも、顔に乗せると少し違う。その“少し”に価値を感じる人にとって、ayameはおもしろい選択肢です。

参考にした公式情報

価格・仕様は2026年10月確認。ブランドやモデルの印象・向いている人については、筆者の見解です。

ayame|ブランドについて / NEWOLD49 / MANRAY 46 / GENERAL / OCTA45

EYEVAN|ブランド紹介 / 金子眼鏡|STORY / MOSCOT|公式FAQ

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この記事を書いた人

RANKOMAのアバター RANKOMA 眼鏡ブログ運営

こんにちは、らんこまです。
眼鏡業界に15年以上携わってきた経験をもとに、眼鏡選びの情報を発信しています。

「高い眼鏡って本当に違うの?」
「自分にはどんな眼鏡が似合うの?」
「近視が強いけど、どうしたらいいの?」

販売現場で出会ってきたこうした疑問や、眼鏡選びのポイントを、できるだけわかりやすくお伝えしています。
眼鏡選びで迷った時に、友達の眼鏡好きに相談するような感覚で読んでもらえたら嬉しいです。

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