アーレム(AHLEM)の魅力は、メガネだけではありません。
サングラスになるとレンズカラーが加わることで、フレームの輪郭やメタルの質感、AHLEMらしい少しクセのあるシェイプがより分かりやすくなります。
普段使いのメガネでは少し個性的に感じる形でも、サングラスなら取り入れやすい。
これは実際に眼鏡を選ぶときにもよくあることです。
特にAHLEMは、多角形のメタルや存在感のあるアセテートなど、サングラスにしたときにデザインの良さが活きるモデルが多くあります。
AHLEM自体の特徴や価格、ものづくりについては、アーレム(AHLEM)のメガネの解説記事でまとめています。
この記事では、Gaillon・Reaumur・Dragonなどを中心に、AHLEMのサングラスの特徴や選び方を見ていきます。
アーレムのサングラスは何が特徴?
AHLEMのサングラスは、分かりやすいブランドロゴや派手な装飾で目立たせるタイプではありません。
その代わり、レンズシェイプ、フレームのカッティング、メタルの表面処理など、眼鏡そのものの作りで印象を変えています。
AHLEM公式の2026年秋冬キャンペーン映像。サングラスを掛けたときの雰囲気が分かります。
メタルはレンズカラーが入ると表情が変わる
AHLEMのメタルフレームは、細かな彫りや凹凸、表面処理が特徴です。
クリアレンズでは繊細に見えるフレームも、カラーレンズが入ると輪郭がはっきりして、サングラスらしい存在感が出ます。
GaillonやReaumurのようなモデルは、その違いが分かりやすいタイプです。
フレーム自体は細身でも、レンズカラーまで含めると決して弱い印象にはなりません。
細いメタルフレームで、しっかりデザイン性も欲しい。
そんな人にはAHLEMのサングラスが候補になります。
アセテートは厚みがあっても重く見えにくい
アセテートのサングラスもAHLEMらしさが出やすいところです。
Dragonをはじめ、ボリュームのあるセルフレームでも、フロントやテンプルにカッティングが入ることで立体感が出ます。
ただ厚いだけの黒縁ではなく、見る角度によってフレームの表情が変わる。
ここはMOSCOTのようなクラシックなセルフレームとは少し違うところです。
太めのサングラスが欲しいけれど、定番のウェリントンでは少し物足りない。
そんなときに掛け比べてみたいタイプです。
少しクセのある形を取り入れやすい
AHLEMには、真円でもスクエアでもない多角形や、目尻に少し角度をつけたシェイプが多くあります。
メガネとして見ると「少し特徴が強いかな」と感じる形でも、サングラスになると意外と自然です。
レンズカラーが入ることで、フレームとレンズをひとつのデザインとして見やすくなるからです。
店頭でも、透明レンズでは選ばなかった形を、サングラスなら気に入るというケースは珍しくありません。
少し違う形に挑戦したい人ほど、AHLEMはサングラスから試してみるのもありです。
アーレムのサングラスはいくら?
AHLEMは、高級アイウェアに入る価格帯です。
2026年10月現在、AHLEM公式オンラインストアではGaillonとReaumurのサングラスが620ドル、Dragonは570ドルで販売されています。
価格は為替や販売店、入荷時期によって変わるため、日本での購入価格は取扱店で確認するのが確実です。
一般的なサングラスと比べれば、価格は高めです。
ただ、AHLEMの場合はブランド名だけで価格が上がっているというより、フランスでの生産や細かな表面処理、メタルの彫り、アセテートの加工などに手間がかかっています。
価格だけを見るより、実物を手に取ったときの仕上がりまで含めて判断したいブランドです。
アーレムで見ておきたいサングラス
Gaillon|AHLEMらしい多角形メタル
AHLEMのサングラスを見るなら、Gaillonは知っておきたいモデルです。
丸みのある八角形を組み合わせたようなレンズシェイプで、完全なラウンドでもスクエアでもありません。
形だけを見ると少し個性的ですが、角を強く出していないため、実際に掛けるとフレームだけが極端に目立ちにくい形です。
細身のメタルに、多角形のレンズシェイプ、細かな表面処理、カラーレンズ。
AHLEMが得意とする要素がひとつのフレームにまとまっています。
現在も複数のメタルカラーと、グレー・グリーン・ブルー系のレンズを組み合わせた仕様が展開されています。
カラーはシーズンによって変更される可能性があるため、購入時は公式サイトや取扱店で確認してください。
普通のラウンドサングラスでは少し物足りない。でも奇抜すぎる形までは求めていない。
そんな人には、AHLEMの特徴をつかみやすい一本です。
これはAHLEMのメガネの解説記事でも触れましたが、AHLEMはトレイの上で見るより、試着した方が印象をつかみやすいブランドです。
Gaillonは、その違いを感じやすいモデルだと思います。
Reaumur|キャットアイを上品に掛けたい人に
Reaumurは、少し目尻を持ち上げたシェイプが特徴のメタルサングラスです。
いわゆるキャットアイですが、強く跳ね上げるようなデザインではありません。
線が細く、角度も控えめなので、キャットアイ特有のシャープさはありながら、掛けると落ち着いた印象に見えます。
現行モデルでも、ゴールド系のメタルにグリーンやスモーク系などのレンズを組み合わせた仕様が展開されています。
キャットアイに興味はあるけれど、女性らしさが強すぎるデザインは避けたい。
そんな人にも取り入れやすい形です。
Dragon|太めのセルならこのタイプ
Dragonはアセテートフレーム。
GaillonやReaumurのような細身のメタルとは、かなり印象が変わります。
ボリュームのあるフロントに、横方向へ走るラインやテンプル付近の広がりを加えることで、立体感を作っています。
フレームは太めですが、ただ重たく見せるデザインではありません。
AHLEMらしいカッティングが入ることで、横から見たときにも表情があります。
メタルよりも存在感のあるサングラスが好きな人や、黒縁・べっ甲系を探している人には、Dragonのようなアセテートモデルが候補になります。
アーレムのサングラスはどんな人に向いている?
AHLEMのサングラスは、ブランドロゴが大きく入った分かりやすいサングラスより、形や作りそのものを楽しみたい人に向いています。
普通のラウンドやウェリントンでは物足りない。でも奇抜すぎるものは避けたい。
高級感は欲しいけれど、ブランドを強く見せたいわけではない。
そんな感覚の人には、選びやすいブランドです。
年齢で選びにくいブランドでもありません。
ただ、モデルによってシェイプのクセはかなり違います。
サングラスはメガネ以上にレンズ面積が大きくなるため、顔に対するフレームの大きさや、眉との位置関係でも印象が変わります。
「形が好き」だけで決めず、正面だけでなく横から見たバランスまで確認して選ぶのがおすすめです。
メガネとして掛けるか、サングラスとして選ぶか
AHLEMでは、同じデザインをオプティカルとサングラスの両方で展開しているモデルがあります。
GaillonやReaumurもそのひとつです。
「この形は好きだけど、メガネとしては少し個性的」
と感じたら、サングラス仕様も一度見てみてください。
逆に、サングラスで気に入ったモデルをオプティカルで試してみるのもありです。
レンズが透明になるだけでも、同じフレームの印象はかなり変わります。
ここで気をつけたいのが、サイズの見え方です。
店頭では、同じモデルでも濃いレンズを入れた方が輪郭が締まり、少しコンパクトに見えると感じる方もいます。
反対に、透明レンズではフレーム内側まで視線が抜けるため、サングラスとは違ったサイズ感に見えることがあります。
そのため、メガネ用に選んだサイズ感を、そのままサングラスに当てはめない方がいいケースもあります。
AHLEMのようにシェイプに特徴のあるブランドほど、レンズカラーによる見え方の差も確認しておきたいところです。
アーレムのサングラスはレンズの濃度とカラーをどう選ぶ?
サングラスで迷いやすいのが、レンズの濃度です。
最近は薄めのカラーも人気ですが、どの濃さにも得意な場面と苦手な場面があります。
あくまで売り場での感覚としての目安ですが、25%前後なら目元が見えやすく、ファッションにも取り入れやすい一方、強い日差しではまぶしさを感じやすくなります。
35%前後になると、薄色サングラスらしい見た目になり、普段使いと日よけのバランスが取りやすくなります。
50%前後では屋外でのまぶしさを抑えやすくなりますが、室内では少し暗く感じることもあります。
70%前後になると、日差しの強い屋外では使いやすい反面、室内では外したくなる濃さです。
80%前後はしっかり色が入ります。真夏の屋外などには使いやすい一方、暗い場所では見えにくさも出やすくなります。
どの濃度も一長一短で、すべての場面を一本でカバーするのは難しいところです。
選ぶときは、まずいちばん使う場面を決めるのがおすすめです。
普段のファッション用なのか。
日差しの強い屋外で使うのか。
運転にも使いたいのか。
用途が決まれば、必要な濃度もかなり絞りやすくなります。
運転に使う場合は、カラーの濃さだけでは判断できません。
レンズの視感透過率や色によっても適否が変わるため、購入時に販売店で確認してください。
レンズカラーは、まずグレーかグリーンから
濃度と同じくらい迷うのが、レンズの色です。
グレーは色味の変化が少なく、フレームカラーも選びにくいベーシックなカラーです。
初めてのサングラスなら、まずグレーから試すと比較しやすいでしょう。
グリーンも、サングラスでは昔から使われてきた定番カラーです。
グレーとはまた少し違った柔らかい見え方があり、フレームカラーによっては肌になじみやすく感じる人もいます。
ブラウンは視界全体が暖色寄りになります。
景色の色はグレー系とはかなり違って見えますが、その色味まで含めてサングラスの雰囲気を楽しめるカラーです。
番外編としてブルーもあります。
これは色味や濃度によって好みが分かれます。
個人的には、旅行用で使うと曇り空でも少し気分が変わるので好きなカラーです。
濃いめで、青みを強く出しすぎないものなら試してみる価値があります。
濃度もカラーも、「何色が一番いいか」より、何のために掛けるのかから選ぶ方が失敗しにくくなります。
※本文中の25%・35%・50%・70%・80%は、ここではカラー濃度の目安として記載しています。光をどの程度通すかを示す「視感透過率」とは別の数字です。特に運転で使用する場合はカラー濃度だけでは判断せず、視感透過率やレンズカラーを含めて販売店で確認してください。
アーレムのサングラスはどこで買える?
AHLEMは、一般的な眼鏡量販店で広く扱われているブランドではありません。
日本では一部の眼鏡専門店やセレクトショップ、オンラインショップで購入できます。
ただし、初めてAHLEMを買うなら一度は試着しておきたいところです。
サングラスは、フレームサイズだけでなく、レンズの高さ、眉との位置、頬への当たり、鼻の乗り方でも印象や掛け心地が変わります。
特にアセテートフレームは固定式の鼻パッドが多く、鼻の高さや形によっては掛け位置が下がることがあります。
その場合、鼻盛りや可動式パッドへの変更で調整できるケースもあります。
Reaumurのようなキャットアイは、上のリムが目立つぶん、掛ける高さで雰囲気も変わります。
少し下げて掛けると抜け感は出ますが、基本はきちんと掛けた方がフレーム本来の形はきれいに見えます。
下げて掛ける状態が続くと、鼻やこめかみに負担がかかったり、跡がついたりする原因になることもあります。
サングラスは、掛け位置が数ミリ変わるだけでも印象が変わります。
デザインだけでなく、自分の顔にきちんと収まっているかまで試着時に確認しておくと安心です。
まとめ|アーレムのサングラスは形とディテールを楽しみたい人に
AHLEMのサングラスは、分かりやすいロゴや派手な装飾で存在感を出すタイプではありません。
Gaillonの多角形メタル。
Reaumurのキャットアイ。
Dragonの立体的なアセテート。
モデルごとに方向性は違いますが、共通しているのはフレームそのものの形と細かな作り込みを大切にしていることです。
普通のサングラスでは少し物足りない。
でも、強くブランドを主張するものとは少し違うものが欲しい。
そんな人なら、AHLEMは一度掛け比べてみてほしいブランドです。
メガネでは少し挑戦しにくい形でも、サングラスになると印象が変わることがあります。
気になるモデルがあれば、商品写真だけで決めず、ぜひ実物で試してみてください。

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